映画「ヴェノム」

「何とでもつながれるところがある。それを忘れてしまい、受け入れることができないのは、往往にして人間である。」

ジャケットを見ると怖そうな映画ですが、とても楽しい映画だと思います。

解説

マーベルコミックスに登場するキャラクター、ヴェノムが主人公のアクション。地球外生命体に寄生されたのを機に、特別な力を身につけたジャーナリストの戦いが描かれる。メガホンを取るのは『L.A. ギャング ストーリー』などのルーベン・フライシャー。『レヴェナント:蘇えりし者』などのトム・ハーディ、『ブルーバレンタイン』などのミシェル・ウィリアムズらが出演する。

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映画「イコライザー」「イコライザー2」


「人を超えれば、人を真に憂うことができる。その憂いは草原のように均一であり、その均一を破るものは憂いを超えようとする。
真に人を憂うものは、真に優しく、その憂いは無為であり自然であるしかなく、超えようとするものをただ自然に戻す。」

映画的にはシリーズ2より1のほうが好きです。ただ一貫してイコライザー精神を貫いていることが、シリーズ3も期待できるというところ。


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映画「バッド・ティーチャー」

まっすぐな欲望は、清々しい。そして、それは、偽善と偽の誠実をあぶり出す。

解説

『メリーに首ったけ』『ベガスの恋に勝つルール』などラブコメの女王キャメロン・ディアス主演による恋愛コメディー。玉のこしに乗ることに執念を燃やす女教師が、金持ちの息子だとうわさされる同僚の心をつかもうと暴走する姿をハイテンションなタッチで活写する。教育に対する理念や思想はゼロで、頭の中は金目当ての結婚のことばかりというトンデモ教師をキャメロンが怪演。彼女に狙われる純情な青年教師にふんした『TIME/タイム』のジャスティン・ティンバーレイクの好演も見もの。

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映画「沈黙-サイレンス」

「中身があんこなら、例えどのようなパンの形であっても、あんパンだ。形ではない。形に拘ることなど一つも無い。」

大好きなリーアムニーソンと、日本の武士を演じた日本人役者がとても良かった。

解説

遠藤周作の小説「沈黙」を、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』などの巨匠マーティン・スコセッシが映画化した歴史ドラマ。17世紀、キリシタン弾圧の嵐が吹き荒れる江戸時代初期の日本を舞台に、来日した宣教師の衝撃の体験を描き出す。『アメイジング・スパイダーマン』シリーズなどのアンドリュー・ガーフィールドをはじめ窪塚洋介や浅野忠信ら日米のキャストが共演。信仰を禁じられ、苦悩する人々の姿に胸が痛む。… 続きを読む

映画「キス・オブ・ザ・ドラゴン」

「光を当てれば影ができる。その影が見えれば、危ういことはない。しかし、光に眼が眩み、又は、影の中で暗闇をさまよいつづけるのなら、足を踏み外すのはあたりまえだろう。」

つい3度目を見てしまいました。ジェットリーの映画はいつもアクションよりも、まっすぐな光が醸し出す日向と陰のせめぎ合いが美しいと感じます。レオンを始め、リュックベッソン監督もそのような感覚があるのではと思います。

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映画「サバービコン 仮面を被った街」

「偽りの愛の極限に覆い被されたとき、自分の内にある真実の愛の素晴らしさと力強さに対して、誇りと愛おしさが込みあげてくる。そしてそれは、自分の本質だと確信を持つ。そうすれば、何も恐れるものがなくなる。そういうものである。」

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この映画の主役は、登場する少年だとおもいます。毎日映画を観ていますが、この映画を観て、ハッカー被害に遭ってから止めていた映画の感動をひさびさに記事にしようと思いました。
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【心理学】「感じの悪い」笑顔を見るとストレスがたまる | Scientific Reports | Nature Research

笑顔にも色々あると言うことですね。幼児は嘘の笑顔に恐怖心をもちます。しかし、こんなあたりまえのことが心理学的に証明され、論文になるのですね。

他者の評価を受ける状況に置かれた人がその他者の笑顔を見た時、笑顔をどのように受け取るのかによって身体的ストレス応答が増えたり減ったりすることが、90名の男子学部学生が参加した研究で明らかになった。この研究について報告する論文が、今週掲載される。他者の評価を受ける状況(例えば、スピーチをする場面)において、「よかった/よくなかった」といった言語的なフィードバックのきっかけが、視床下部-下垂体

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人工的な食品添加物とカオスの縁

 カオスの縁(カオスのふち、英語: edge of chaos)とは、振る舞いが秩序からカオスへ移るようなシステムにおいて、秩序とカオスの境界に位置する領域をいい、複雑系や人工生命、生命の進化などの研究において着目されてきた概念です。理論生物学においては、生命の発生と進化には自然淘汰の他に自己組織化が必要であり、進化の結果、生命は「カオスの縁」で存在するという仮説がよく知られています。
 日常的に食べる食品には、人工的に製造された食品添加物が多く含まれています。トレハロースもその一つです。… 続きを読む

映画「マレフィセント」

愛するものから恐ろしい裏切りを受けて、愛を恨んでも
真実の愛が、その愛と思っていたものと同じもので無いことがわかれば
これほどの安心はない

内容(「Oricon」データベースより)
王国に生まれたオーロラ姫の誕生を祝う会場へ突如、悪の妖精“マレフィセント”が現れ、姫に恐ろしい呪いをかける。やがて城から離れた森の中で美しい娘に育つオーロラだが、密かに自分の成長を影から見守る存在に気付いていく…。ディズニーが生んだ悪の魔女の謎に包まれた半生と“禁断の秘密”を実写映画化。本編を収録したBlu-rayとDVDに、デジタルコピー、MovieNEXワールドが付属。… 続きを読む

映画「王様のためのホログラム」

大河に流れ、大海に注ぐように
自然に全てを任せることができるものは
全てのことが、なるようになる
そのなるがままの心地よさはいい知れない

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
デイヴ・エガーズのベストセラー小説をトム・ハンクス主演で映画化したハートウォーミングストーリー。大手自転車メーカーの取締役を解任されたアラン。IT業界に転職した彼は、一発逆転を懸けてサウジアラビアの国王に最先端の映像装置を売りに行く。… 続きを読む