映画「クワイエット・プレイス」

「恐怖を排除するのはあたりまえのようだが、排除できないほどの恐怖は、超えることができるようにできているのが人間である。しかし、それを誰も知らない。それは、身の回りに排除できる恐怖しかないからだ。」

静かに静かに音もなく始まる映画。単なるホラー映画ではないという評論家達の批評を信じて観てみました。

この恐怖とスリルに満ちたホラー映画で描かれるのは、音を聞きつけると即座に襲っ

続きを読む

映画「ドッグヴィル」

「道徳や正義を演じようと思えば思うほど、本性は狭く居心地の悪いそこから逃げ出すための隙間を貪るように探す。」

最初の30分はもう観るのを止めようと思うほどの映画ですが、その後、観るのを止めなくて良かったと心の底から思う映画です。映画なのに、全て舞台上で描かれていますから、映画なのか舞台なのか。映画と舞台の融合ともいえる映画です。

解説

ロッキー山脈の麓に孤立する村ドッグヴィル。ある日この村の近く、ジョージタウンの方向から銃声が響いた。その直後、村人の青年トムは助けを請う美しい女性グレー

続きを読む

映画「人生の動かし方」

「積み上げたものが形を為し、その形を失うことを恐れながらも、その苦悩は重くのしかかり、そしてその形から逃れることができない。多くの場合、そんな時に待望するのは破壊者である。」

この10日ほど色々あって、夜は映画を見る事ができず、久しぶりに観た映画はアマゾンのオリジナルです。あまり期待していなかったのですが、なかなか面白い映画でした。

デル(ケヴィン・ハート)は失業中の元囚人。子供との面会も思うようにできない状況だ。そんな彼が首から下が麻痺している大富豪

続きを読む

映画『キャデラック・レコード~音楽でアメリカを変えた人々の物語』

「一つの価値を共有できたからと、全てを共有できると錯覚することは、奪い合うということに等しい。」

ブルースからロックンロールが生まれたこの物語は、1947年シカゴのサウスサイドの薄暗いバーから始まる。バーのオーナーで若く野心的なポーランド系移民レナード・チェスは、物

続きを読む

映画「ナインイレヴン 運命を分けた日」

「人生は選択の繰りかえし。そんなことを言う人もいるが、意図的に選択することなど、運命を分ける無為の刹那の積み重ねの塵ほどにもならない。」

解説

2001年に起きたアメリカ同時多発テロ事件を題材にしたドラマ。ワールドトレードセンターに飛行機が激突した際、エレベーターに乗り合わせた男女の運命を描く。監督は『アイ・ソウ・ザ・デビル ~目撃者~』などのマルティン・ギギ。『ホット・ショット』シリーズなどのチャー

続きを読む

映画「ブラックブック」

「生きぬく、同時に、死を厭わない、この荘厳さ」

1944年、第二次世界大戦時ナチス・ドイツ占領下のオランダ。若く美しいユダヤ人歌手ラヘルは、ドイツ軍から解放されたオランダ南部へ家族とと

続きを読む

映画『デス・ウィッシュ』

「生きているだけで満足。そこを超えると修羅の世界が待ち受ける。」

解説

チャールズ・ブロンソンが主演を務めた『狼よさらば』をリメイクしたアクション。何者かに家族を傷つけられた外科医が復讐(ふくしゅう)に乗り出す。メガホンを取るのは『ノック・ノック』などのイーライ・ロス。『ダイ・ハード』シリーズなどのブルース・ウィリス、ドラマシリーズ「LAW & ORDER クリミナル・インテント」などのヴィンセン

続きを読む

映画「ヴェノム」

「何とでもつながれるところがある。それを忘れてしまい、受け入れることができないのは、往往にして人間である。」

ジャケットを見ると怖そうな映画ですが、とても楽しい映画だと思います。

解説

マーベルコミックスに登場するキャラクター、ヴェノムが主人公のアクション。地球外生命体に寄生されたのを機に、特別な力を身につけたジャーナリストの戦いが描かれる。メガホンを取るのは『L.A. ギャング ストーリー』などのルーベン・フライシャー。『レヴェナ

続きを読む

映画「イコライザー」「イコライザー2」


「人を超えれば、人を真に憂うことができる。その憂いは草原のように均一であり、その均一を破るものは憂いを超えようとする。
真に人を憂うものは、真に優しく、その憂いは無為であり自然であるしかなく、超えようとするものをただ自然に戻す。」

映画的にはシリーズ2より1のほうが好きです。ただ一貫してイコライザー精神を貫いていることが、シリーズ3も期待できるというところ。


イコライザー [AmazonDVDコレ続きを読む