フェイスブックのナスダック上場決定・・・で考える。

FaceBookを始めて試行錯誤だが、最近またMIXIにも舞い戻った。

日本では、FaceBookは顔見知りの友達が友達申請をするという、アンリットンルールが根強い。多くの見知らぬ人に友達申請するものは敬遠されているようだ。

そもそもFaceBookは大学内でのコミュニティ作りに始まった。しかしながら、よく考えてみると、顔見知りだけではなく、同じ大学にいるということだけで友達申請ができ、それを受けてネットワークを広げている。

それなら、やはり、多くの見知らぬ人に友達申請することは敬遠されることではない。なぜなら現実でも友達になるのは最初は見知らぬ人である。

そしてネットワーク上でなら、よくどんな人がわからないので、友達になれないというなら、FaceBookの元々の主旨からも外れている。

どんな人がよくわかるように、全て実名で表示するようにしたのがFaceBooKであり、また、現実でも自分のことを話さない人も多いが、友達にはなれる。

どうも、日本の場合のFaceBookは会った人しか友達になれないような、狭い世界としてFaceBookを構成しようとしている流れが利用者間で漂い始めているように思う。

コミュニケーションの理想的な範囲が友達は150人程度。確かにそうであるかも知れないが、別に友達だからと言って対話をしなくても良い、必要なときに必要な部分だけを交換すれば良い。日常でもそうであろう。食事中に全員押し寄せてくることはない。友人の中の数人である。

そこで、MIXIに戻ってみた。匿名が多い。顔は見えないが無数に友達になれる。しかしやはり全てが本当のことを書いているかどうかの懸念が残る。

私は、海外でFaceBookが活発で、ここまで発展しているのは、人間関係のおおらかさが招いている結果であると確信を持っている。
日本では、日常生活よりもまだ狭い友達の幅を構成する気配が横行しようとしていることに懸念を覚えた。

海外のFaceBookユーザーの大多数の共通認識は、FaceBookは今まで顔が見えないで広がっていったインターネットのコミュニティの問題点、すなわち顔が見えないというところを解決して、より高度な人間性豊かなインターネットコミュニティを形成しようとするところにある。それで市民権を得てここまで発達したのは今回の上場規模のとおりである。

ところが、日本では、その代償にインターネット上の最大の利点である時空制限のないコミュニティではなく、会ったことが有るというとてつもなく狭い時空制限をもたせようとしている。世界中の人と友人になれるなんてとんでもないことになる。簡単には会えないからだ。

このように、世界中のFaceBookを旅してきて結論である。

FaceBookはより多くの友達をFaceBook上で持てるなら持つべきであり、そのタイムラインにのる人物をその人のFaceBook上の人格として受け入れ、それで良ければ友達申請も、また友達を受け入れるも,何らとがめることがないようにと流れを移していくべきである。

でないと、FaceBookは単なる会ったことがある人同士の日常共有と情報伝達手段になりかねない。それなら会った方がいい。最近つくづくそう思う。会えばあっただけとても面白い世界が広がる。インターネットとはまた別の世界だ。両方とも面白い。人生の一部である。

結論は、FaceBookでは誰にでも友達申請をして、またそれを受けることを拒まない。(友達になるかどうかはプロフィールを見て判断する)増やせるなら、5000人までの数を増やせば良い。(制限なしでもいいだろうが,相互トラフィック負荷過剰の懸念が制限の大きな理由になっている)

そして最後に私流に言うなら、全ての人は私に通じるである。だから私は友達申請を拒む理由は無いし、知らない人でも,プロフィールに興味があれば友達申請するべきである。

ただし、しっかりと相手のタイムラインを読み、いいねや、コメントをしていると、良く友達を増やしても,一日20人も増やせないでしょう。また自分の写真を載せていないとか、投稿がないのもおかしい。友達申請を受けるにも同じ。

そう考えると友達数が急激に増えるということは不自然であるから、FaceBookロボットのアルゴリズムに設定された減点対象になる。原点が増えると、ロボットに勝手に引っかかって友達申請停止になる。あくまで急激に増えるとである。

しかし、物理的に十分合理的な数が増え続けていくなら、友達は制限数まで増やせば良い。FaceBookのロボットのアルゴリズムと,友人数がそれを示唆している。

友達申請停止のアルゴリズムは加点法/減点法/時間による点数の変化で構成されているので、加点ポイントを増やさないと、減点ポイントにかかる行為をその時間内にできないということです。加点も減点も時間がたつと減っていくからです。加点と減点のバランスがとても大事になります。

加点は、いいね!やコメントをする。いいねやコメントをされる。発言をするなどあたりまえのところです。

そして減点は、友達申請でありこの減点が一番大きいのです。何を言っているかというと、友達申請をするならしっかりと相手のことに興味を持ってからにして下さいと言うことです。とても理にかなっています。

友達申請を受けるのも友達申請に比べるとわずかな減点がありますが、これもだれでもかれでも受けるのではなく、最低限相手に興味があるときにしましょうと言うことです。とても理にかなっています。うまくできていますね。

過去にあるていど、いいねやメッセージのやり取りをしていると、減点が大幅に減りますから、アルゴリズムも精密に合理的にできているようです。

このようにFaceBookはインターネット上で質の高いコミュニティを形成できるように、友達申請の仕組みを作っています。言い換えれば、会った人としか友達にならないのではなく、質の高いコミュニティをインターネット上で構成して欲しいという狙いです。

始まりは「大学構内で会ったことがない同窓でも、ネット上で友人になれる。それも質の高い、コミュニケーションを前提としてです。」

これにて、FaceBookの第一次研究と発表をとりあえず終わります。

ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)大手の米フェイスブックは、上場先としてナスダックOMXグループの運営するナスダック市場を選択した。

引用元: フェイスブックのナスダック上場決定、NYSEに大打撃 – WSJ日本版 – jp.WSJ.com.

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